お久しぶりです、Piyaです。
本帰国から1年半以上経ち、たま~に『楽しかったイギリス生活』を思い出し感傷に浸る事もありますが、基本的には日本での生活を楽しく過ごしています。
母国語で生活できる、治安がいい、清潔、ごはんが美味しい、友達に会える……など日本に住むメリットはたくさんありますが、私が日本で楽しく過ごせているのは『オタクだから』という理由が大きいと感じています。推しをいつでも追えるってサイコー……
オタクではない方には想像もつかないかもしれませんが、オタクにとって推しを追えなくなるというのは死活問題。
そこで、今回の記事では私がイギリスでも出来ていたオタク活動(推し活)やどうしても出来なくて諦めた事などをまとめてみました。
アニメ・ゲーム・アイドル・アーティスト・YouTuber など、ジャンルを問わず推しが好きすぎて海外に出られない……!という方は一度読んでみてください! (限定的)
はじめに
以前別の記事でも書いたのですが、私がイギリスに着いた2019年頃はマンガ『進撃の巨人』がクライマックスを迎えている頃でした。
その後ロックダウンに入った2020年ごろから今に至って、アプリゲームの『あんさんぶるスターズ(通称・あんスタ)』を熱心に追っています。
海外でも有名な作品である『進撃』、様々なメディアミックスをしている『あんスタ』のオタクが海外で行った具体的な推し活を紹介します。
海外でも出来た事
日本からの持ち込み
『海外生活において推しは重要』と友達に言われた事もあり、アクリルキーホルダーなどの小さいグッズやクリアファイルなど、場所を取らないものを厳選して持って行きました。キーホルダーにいは家の鍵を付けていたため毎日目に入り元気が出ました。
精神衛生に良いので、使い道のあるグッズはいくつか持って行くことをオススメします。
通販を利用したグッズ購入
公式サイトを通した通販など、ネットショップを使ってグッズを購入するのは代表的な推し活のひとつ。
通販の受け取りは日本の住所になるので、実家や友達に協力してもらう必要がありますが、協力者さえいれば欲しいグッズの買い逃しがなくなります。
最近はPayPayや楽天Payといった便利なサービスがあるので代金の支払いもスムーズに行えます。いざという時のため(?)に、日本の口座には多めにお金を入れておきましょう。
海外からグッズを購入する際に気を付けるポイントとしては、万が一不良品や入れ違いなどがあった場合に対応してもらえる期間が限られているので、不安であれば受け取りの際に中身を検品してもらうといいかと思います。
また代理で受け取ってくれた方には手間をかけているので、帰国の際にはお土産を多めに渡して感謝の意を示しましょう。(商品代金を払う時に代行費を上乗せするのでもOK)
また、メルカリなどのフリマアプリを利用する事もあります。
ただしフリマアプリは受取評価をしないといけないため家族や友達に代理で受取をしてもらった後に中身に問題がないか確認してもらう必要があります。そのため中身が見られても良い場合に限られます。
最近ではBuyee(バイイー)というメルカリの公式海外転送サービスもあるので、帰国まで待てない!今すぐほしい!という場合もなんとかなりそうです。
Buyee(公式越境販売サービス) - メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
送料は別ですが代行手数料が300円と安いところがありがたいですね。
電子書籍やマンガアプリを利用する
私がイギリスにいる間に『進撃の巨人』が最終回を迎え完結しました。
当時熱心に追っていた私は原作の完結を迎えるにあたりタイムラグが出来るのが嫌だったので、最終回まで毎月最新話を『マガポケ』というアプリで1話ずつ購入して読んでいました。1話あたり200円もしないぐらいだったと思います。
海外にいると最新巻の購入はできませんが、アプリの配信のお陰で最新話に追いつけ、日本の進撃ファンと同じように盛り上がれました。
あと個人的には最新話を追える事でネタバレを踏まなかったのが良かったです。
海外では日本のマンガがあまり売っていない上、運良く売っていても値段がかなり高くなります。それならマンガアプリや電子書籍で購入した方がコスパが良いですし、帰国の際にも場所を取りません。 オススメです。
マガポケの場合、マンガ雑誌『マガジン』で連載されている作品のみの取り扱いになりますが、DMMブックスなど大手の電子書籍サイトであれば幅広い作品が読めます。
DMMブックスではたまに70%OFFや50%ポイント還元といった大きいセールも定期的に行われているので、そういったセールの際に作品を一気買いしています。
帰って来たポイントはDMMの他のサービスにも使えるので、『刀剣乱舞』などのゲームに課金したりDMM英会話のレッスンに使用したりと様々な使い道があります。
動画配信サービスを使う
アニメ作品は特に、最新話がNetflix(ネトフリ)などの動画配信サービスで配信されることが多いです。
しかしネトフリは滞在する国によって観られる作品が異なるため、作品によってはVPN接続を行う必要があります。
※ VPN接続については過去に記事を書いたので、こちらを参照してください。私はセカイVPN というサービスを利用していました。帰国して必要なくなればすぐに解約出来たので安心して利用できるサービスだと思います。
音楽配信サービスを使う
あんスタは頻繁に新曲がリリースされるので毎月のように新しいCDが発売されていました。
最初は友達に協力してもらって、私が友達の住所を使ってイギリスからCDを購入→読み込んだデータをドライブで送ってもらう……という回りくどい方法をとっていましたが、音楽配信サービスを利用する事で面倒な作業もなく音楽が聴けるようになりました。
配信サービスを使えば、発売日の日本時間0時から聞くことが出来るようになります。
イギリスの場合時差が9時間(もしくは8時間)あるので、イギリスの15時ぐらいには聴けるようになります。実質フラゲです。最高。
特典などを含めた現物が欲しい場合は、最初に書いたように家族や友達に代行を頼むのがベストかと思います。
注意点ですが、配信が解禁されているかはジャンルやアーティストによるので、入ろうとしている配信サービスで取り扱われているかをよく調べてから契約してください……
イベントの配信
物理的に参加できないライブやイベントもコロナ禍を経て配信される事が多くなりました。
あんスタの場合だと、ホログラムライブである『スタライ』や2.5次元の舞台、アニメのファンミーティングイベントなどをイギリスから観ました。
見逃し配信が無いものは昼からの公演も時差を計算して朝早くに起きたり深夜に観たりしないといけないので、そこだけ注意が必要です。
『スタライ』はVPNを通してライブ配信を観たのですが画質ガッビガビ、動きカックカク、10秒戻しに3分かかるような状況になったのでVPNを通すのはオススメしません。
後から知ったのですが、公演によっては公式が海外への配信を行ってくれている場合があります。
どの公演かは忘れましたが対象国にイギリスが入っているものを選んで観た時は現地のWi-Fiのスピードでとてもスムーズに観る事が出来ました。こちらを参考に貼っておきます。
2.5次元の舞台の場合は専用のアプリにダウンロードして観る事が出来たので上記のような通信問題はありませんでした。
公式のYouTube
最近流行っているVtuberの配信などもこちらにあたると思いますが、公式でYouTubeチャンネルがあるコンテンツだと世界中どこからでも無料で推し活することが出来ます。なんて便利な世の中なんだ……
とはいえ、コンテンツの存続には何かしらの形で公式への課金が必要なので、出来れば別の形でお金を落としてくださいね(コンテンツ業界の回し者みたいな事を言う)
現地のイベント
フランスのアニメジャパンを始めとしたコミコンなどのイベントも行われています。
Twitterでは呟いたのですが、私もMCM コミコンに出展者側で参加する機会がありました。(この話はいずれ別の記事で書けたらと思います)
これらのイベントではグッズ販売の他、コスプレや海外ファンとの交流、ゲストステージの観覧など日本のイベントと変わらない楽しい体験が出来ます。
日本だと公式企業がブースを出すタイプのイベント(東京ゲームショウや東京コミコンなど)と二次創作作品の販売をするタイプのイベント(コミケなど)は権利の関係上分けられていることが多いですが、海外ではその辺りが緩いです。
MCMコミコンでお世話になった方が言うには『細かくジャンル分けできるほどには規模の大きいイベントが開けないからだろう』という事でした。なるほど……
コスプレ
先ほど紹介したMCMコミコンでは上司の許可が出たのでコスプレをして接客していました。
ヒロアカのお茶子ちゃんをしたのですが、雄英の制服とウィッグはAmazon.UKで購入しました。Amazon.UKには意外と色んなコスプレが売ってます。面白いので興味のある方は見てみてください。
ちなみに、コスプレのルールが日本とはかなり違いました。
日本だと基本的に公共の場所でコスプレするのはタブーで、許可を得て開かれているイベントにお金を払ってコスプレをする・スタジオなどを借りて屋内で撮影する、といった暗黙のルールがあります。
そのためコスプレ会場には更衣室が設置されています。あくまでもイベントの開催時間のみコスプレ姿をしていいよ、というルールで公共交通機関に乗るころには私服に戻っています。
海外の場合、そもそも更衣室がありません。ですので家からコスプレしてきたり、駐車場に止めた車で着替えたりします。
会場に向かうまでの駅や電車にコスプレの人がたくさんいて、カオスで面白かったです。
オンラインゲーム
オタ活の中でも場所を選ばないのがいわゆる『オンラインゲーム』。
世界中どこにいてもネット環境さえあれば日本と変わらず推し活に励む事が出来ます。
ただオンラインゲームは時間が溶けるので海外でものめり込むのは得策とは言えないとは思います(アプリゲームをプレイしまくってる人が何か言ってる)
余談ですがログインボーナスが現地時間になるのでイベントごとが若干ズレます。
私はあんスタの『あけましておめでとう!!』を15時に浴びました。
ライブビューイング
コンテンツの規模にもよりますが、国によってはライブビューイングが行われている事があります。韓国・中国・台湾・インドネシアなどが特に多いイメージです。
海外にいても映画館でライブ体験が出来るのは良いですね。
映画館での映画鑑賞
人気タイトルであれば時期はズレますが映画館で日本のアニメ映画を観られることがあります。私は『鬼滅の刃』を英語字幕で観ました。
私より前にニュージーランドワーホリをしていた友達は現地で『実写版 銀魂』を観たと言っていました。
出来なかった事
現地に行くタイプのイベント
当たり前ですが、イベントやライブの現地に行く事は出来ません。
お金に余裕があってライブのために往復の航空券代を出せるという人は別ですが……
あんスタにはリズムゲームがあるのですが、映画館の大きいスクリーンでリズムゲームのMVを観るというイベントがありました。
イギリス滞在中だったのでもちろん行けなかったのですが、映画館の来場者特典でブロマイドが貰えるというものがあり……その特典が貰えないことを悔しがっていました。
その他にもプラネタリウムとのコラボ、常設カフェやライブに行けないのはもちろん、グッズの発売に合わせてアニメイトに駆け込むことも出来なくて歯痒い思いをしました。
あとは謎のイルミネーションが行われた事もありました。推しのイベントだったため尚更行きたかったのですが行けず、ハンカチを噛みしめて悔しがっていました。
オタクが干からびないための対策
友達に頼む
オタク仲間を作って協力してもらう!! これが結局、最強かと思います。
理解があるし話が早いので、いざと言う時とても助かります。
私がイギリスにいる時に、友達が救援物資と称して日本食やグッズ、手紙を詰めて送ってくれたことがありました。その気持ちがとても嬉しく、今でも感謝しています。
現在、私の友達が仕事でアメリカに行っているので、3月頃に日本食などと一緒にグッズを詰めてアメリカへ送りました。
もちろんある程度の送料は掛かりましたが、友達がとても喜んでくれたのでやって良かったです。
海外のコンテンツを楽しむ
日本での推しを推せないなら、現地ならではの推し活をするのもオススメです。
私は元々ハリー・ポッターのオタクなのですが、イギリスはハリー・ポッターの舞台なだけあって日本にはないお店や展示、グッズがたくさんありました。グローバルなジャンルであれば海外限定のレアグッズを手に入れられるかも……?!
またコロナの影響で中止になり観る事が出来ませんでしたが、ドイツで『進撃の巨人のコンサート』も開催される予定でした。
他にも2023年9月21日・22日にスタジオジブリで有名な久石譲さんがロンドンでコンサートをすることが決まっています。
航空券の関係もあり、なかなか日本からの参加が難しいイベントにも参加できるのは海外在住ならではの特権ですね!
日本のコンテンツを海外で楽しむ
『進撃の巨人』『僕のヒーローアカデミア』『鬼滅の刃』などは海外でも名前が知られています。
イギリスで知り合った人の中にもマンガやアニメが好きな方が何人かいらっしゃいました。先ほど挙げたような有名な作品だと、現地の方との交流の場面で共話の話題になることもあります。
あとはピカデリーサーカスのWaterstonesでは英語版のマンガがたくさん売られていました。読んだことのある作品でも英語版になると印象が変わり、結構面白いです。
ローカライズされた日本作品に触れるのも新鮮で面白いですよ!
最後に
長文をお読みくださりありがとうございました。
いまだかつてないぐらい筆が進む記事でした(笑)
さて、ここまで紹介しましたがひとつだけ。
海外に出て、現地でしか出来ない事はたくさんあります。
大事なイベントなどがある時は全力で推し、疲れた時は癒されるべきですが、元気な時は現地の生活を楽しんでください。
海外での推し活はほどほどにしてくださいね!
ということで「どの口が言うねん」なセリフで今回の記事を締めようと思います。
それではまた!
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