手探りイギリス滞在記

手探りイギリス滞在記

英語が苦手なのにイギリスに飛び出した人の備忘録

海外在住者は、一時帰国中に「国民健康保険」を取得できるのか?

こんにちは、Piyaです。

 

以前公開したこちらの記事でも触れた、国民健康保険について書いていきます。

sp8uk.hatenablog.com

 

 

一時帰国中に病院へ行っておきたい場合があると思いますのでシェアします。

 

 

目次

  1. はじめに 海外転出届について
  2. 結局、保険証を貰えたの?
  3. 日本の医療制度に感謝
  4. コロナ禍の入院の話
  5. 参考ページ

 

はじめに 海外転出届について

前提としてのお話ですが、留学やワーキングホリデーも含め、1年以上海外に滞在する場合「海外転出届」を出した方がお得になります。

国民健康保険」や「年金」の制度から脱退するからです。

この制度、金銭的には助かるのですが代償として保険証を手放すことになります。

 

私の場合、再発した膝の腫瘍を治すために日本に戻りました。

入院や手術を視野に入れた帰国だったので国民健康保険が使えなかったら詰む状況でした。

歯医者さんに一度行くだけ、眼科に一度行くだけ、程度なら10割負担でも払えなくない金額だと思いますが手術となると……考えただけで恐ろしいですね。

 

また、出国前に海外保険には加入していましたが、持病の場合一時帰国中の保障特約には当たりません。

特約が有効な場合でも海外の高額な医療費に対して日本で同じ治療を受けた分の料金しか支払われず大部分が自腹になることもあるようで…

保険請求の手続きも必要な事を考えると、いつも通りの医療が受けられるというメリットは大きいと思います。

 

結局、保険証を貰えたの?

結論から言いますが、無事に保険証を貰えました。

自分の住んでいる区役所に転入届を出して、父の扶養に入る形で保険証をGETし、無事3割負担で医療を受けられました。

 

ここで注意事項をお伝えします。

この転入届は入国から14日以内に手続きする必要があるので提出が遅れないように注意が必要です。
※今回は14日間の自主隔離があったため、母に代理で出してきてもらいました。コロナ禍で条件が緩和されているかもしれませんので自治体に確認してください。

※入国日の証明が必要なため、入国時にパスポートへスタンプを押してもらう必要があります。

 

また、転出届を出して住民税が免除されるのは原則1年以上海外に滞在する場合のみ。

私は4月時点でイギリスには5ヶ月しか滞在していなかったため、去年の住民税が発生しました。

正直払いたくなかったですが、手術が10割負担になるよりは安くつく、と思って払ってきました。

この辺りも自分の状況に合わせて天秤にかけた方が良さそうですね。

 

更に言うと、前回は納税管理人を選定し忘れたまま渡航してしまっていたので今回はちゃんと選定してから戻ってきました。今更すぎる。

 

日本の医療制度に感謝

今まで当たり前に使ってきた日本の医療制度。

帰国してみて、ありがたいと思う点がいくつかありました。

 

  • 街に病院がたくさんあり、すぐに診てもらうことが出来る。
  • お金も3割負担で済む
  • 自分の症状に合わせて受診する科を選べる(熱があるから内科、歯が痛いから歯医者、など)
  • 主治医・看護師さんの対応に安心感がある
  • 母国語で症状を伝えられる

 

イギリスの場合「GP」という一般開業医への登録をして、病院を予約する事になります。

「耳が痛いので耳鼻科」という選択式ではなく、まずGPに行ってから必要に応じて適切な科に振り分けられるイメージです。

原則無料でサービスを受けられるところがメリットですが、実際病院に行こうとしても予約が埋まっていてすぐに診てもらえない事もしばしば…

それに、いざしんどくなった時に症状を英語で伝えられるほど頭がまわるのか?というところも不安でした。

 

そこで、日系の病院も含めすぐに診てもらえるプライベート(私立)病院があるのですが、医療費がとても高い…

その事を踏まえると、自分の経済状況に関係なく平等に医療が受けられるって凄い事だと思いませんか?

 

【余談】

海外保険に入っている場合は日系の病院にキャッシュレスでサービスが受けられる事があります。

一度風邪を引いた時に診察をしてもらい薬を受け取りましたが、お金を全く払わず帰ることが出来ました。

保険代を既に支払っているので、追加で払わなくてもいいというこの制度はとても便利です。

※持病は対象外になるため、帰国前に受診した際は実費でした。初診料で2万円弱支払いました。高い!

 

★ちなみに、私はこちらの保険会社を利用しています。参考にどうぞ。

留学・ワーホリ保険ならAIG損保

 

 

コロナ禍の入院の話

春頃は病状によって手術の延期をされる状況でしたし、コロナ禍の入院経験って貴重だと思うんですよね。

しかも2回目なので前回入院した際と比べられるという。

自分の備忘録を兼ねてこちらに書いておきます。

 

ざっくりですが、

  • 1部屋に6人まで → 1部屋に4人までに変更。入院患者が少ないため埋まっていない部屋もある
  • 家族であっても面会禁止
  • 家族と喋る場合は共有スペースに移動。喋れるのも10分ほど
  • 洗濯物など、荷物の受け取りも看護師さん経由
  • リハビリ室が閉鎖されていたためベッドや廊下でリハビリ
  • 後にリハビリ室にも入れるようになりましたが使用できる時間が短い
  • 病院の他の階にも行き辛い
  • 頻繁に手の消毒をさせられる

※これは5月辺りの話なので、今は多少条件が違うかと思います。 

 

家族にも友達にも会えないなんて寂しそう…と思われるかもしれませんが、自主隔離で引きこもりの才能を発揮した私はあつ森をしたりNetflixやDisney+を観ながら快適に過ごしました。

あつ森があの時期に出て命拾いしたなぁ~というどうでもいい話でした。

 

参考ページ

 ★こちらの記事では他の方法も詳しく説明されていたので、興味のある方は読んでみてください。

www.hanacell.com

 

 以上、一時帰国をした際の体験談でした!

 参考になれば幸いです。

それではまた~!

 

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